ふと思い立ち、これまでNORAHで取材をした中から、職人さんの道具の写真を集めてみました。目の前のものに集中し、自分の手を動かして、ものを作り上げる職人さんが使う道具。そこには、与えられた役割を全うするための簡素な形の美しさ、そして使い込まれることにより宿った何かがあるような気がします。掲載した写真は一部ですが、これからも道具にはより着目して、取材していきたいと思います。

Daisuke Horie

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福島県大沼郡金山町に天然の炭酸水が湧き出る場所がある。その湧き出る音はポコポコと音がするだけなのだが、それ以上の音楽に聴こえる。
soundの語源が古くは井戸に落ちる水の音だったように、この土地に住む人々もその湧き出る音で楽しんでいたのかもしれない。

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横浜の鶴見駅より電車に揺られること数分、浅野駅で下車し、東京湾へ釣りに出かけた。よく晴れた休日。正に釣り日和。目標は10匹だったが、結局50匹近くアジやサバを始め、キスやサメまで釣れた。サバという魚は傷みが早いらしく、その場ですぐに首を折って血抜きをしなくてはならない。躊躇しつつも力強く暴れる30cm近いサバを抑えながら首を折った。その行為はどこか神聖なもののように感じることができ、不思議な気持ちになった。ファーマーズマーケットで普段目にする野菜の収穫とは異なり、生命の息吹がダイレクトに手に伝わってくる。農耕民族日本人が打ち当たった壁はすんなりと崩れ去った。計画的、且つ安定的に収穫する農耕から一旦離れ、釣れる保証などないが、戦略を練り獲物を追って行く狩猟へ。健康な魚はいつも腹を空かせている。今後も両方を対比しながら共に掘り下げて行ければと思う。

Jun Kuramoto

食卓を囲む。自然と対話が生まれ、笑顔が溢れる。過去に人類はこうしてお互いを理解し、知恵を集めて、創造と発展を繰り返してきたのかもしれない。大きなテーブルに野菜や果物が並んでいる。多くの人が、テーブルを囲み、そこからそれぞれ食材を分けあい、共に食している。青山・国連大学前に、青山ファーマーズマーケットが誕生して、五年が経った。それを祝して、ささやかな食事会を開いた。僕はそこに「豊かな食」を見つけた。高価なお皿、高いお酒、高級な食材、そんなものは必要ない。過剰な装飾もいらない。豊かな食は、そんなものが作るのではない。豊かさとは何なのか?僕らは、それを食と農を通じて、探求し続けたいと思う。五年間、ありがとうございました。これからも宜しくお願いします。 http://on.fb.me/1qzCgNQ
 
Kouta WAKANA

photo by Masako Nakagawa

先日2014年10月13日(月・祝)に4回目となる「世田谷パン祭り 2014」が開催されました。NORAHの編集チームであるメディアサーフコミュニケーションズでは1年目からお手伝いをさせていただいています。台風19号の影響が心配されましたが、無事開催となりました。途中雨が降ったりやんだり良い天気とは言えませんでしたが、それでも昨年の来場者数17,000人を超えて、約20,000人の方が訪れたとのことです。

今回のテーマは「My Favorite Bakery 世田谷は、パンの街」。もともとは世田谷には美味しいパン屋さんが多くあることから始まった「世田谷パン祭り」。それに加えて、普段は遠くていけなかったパン屋さんや知らなかったパン屋さんなど、全国のパン屋さんも合わせて60軒以上が集結する機会はなかなかなく、来場者数と当日の熱気を見ていると、パンとの出会いを求める人がとても多くいることが実感できます。

「生活の近くにお気に入りのパン屋さんがあることは幸せです」とは、コンセプトのなかの一文ですが、パンという世界中で日常的に食べられているものであり、場所により多様な種類があるからこそ、身近な日常の幸せとなり、その奥深さが人を惹きつけます。

そして世田谷パン祭りのようなイベントでは、丹念につくられたパンを販売する出店者さんとそれを選ぶお客さんの楽しみながらも真剣なコミュニケーションが醍醐味。

約20,000人もの来場者一人ひとりとパンとの間にどんな出会いがあったのか。気になります。

※来週末10月25日(土)、26日(日)には青山パン祭りも開催です。

horie

先日少し東京をはなれ、茨城県の日立駅を訪れたとき。

線路の上を跨ぐ長い自由通路のつきあたりに、太平洋を一望できる場所があった。ブーメラン型のイスに腰をかけ、上半身をすこし沈ませながらその先に目をやってみると、海、空、雲までが同じ水平線上に広がっていく。

この境界線は一体どこにあるんだろう。

都会の駅は、いつの間にか通り過ぎてしまう場所となっていたが、大切な人と夕日を眺めるためにふと立ち寄ることができる駅もある。

移動手段のためだけでない、人がここに集りたくなる駅。そんな駅が近くにあることをとても羨ましく思った。

midori

皆さんは、新しい季節がやってきたことをどうやって感じますか?

気温?匂い?それとも色?

文字や映像からの情報で溢れている今の時代、自分の感覚をどれほどまで研ぎ澄ませることができているのか、私はとても気になります。

新しい季節の訪れを感じるのは、目を閉じて空気を吸い、虫の声や風の音に耳をすますとき。

その瞬間がいちばん、自分が素直で広く高い感覚を持っているような気がします。

空が青いと決めた人なんていないことを、私たちは忘れてはいけない。

そう私は思うのです。

yuzu 

間近でぶどうを見ていると、その美しさに思わず魅了され、ついつい、手を伸ばして食べてしまいたくなる。今年の7月、山梨県の勝沼にある『天野ぶどう園』さんでぶどうの袋掛け作業の手伝いをしたときの風景。このときはまだ収穫には早く、ここからさらに果実は膨らみ(袋を突き破るものもあるのだとか!)、紫に色づき巨峰・ピオーネになる。当日は、夏場でもちろん暑かったけれど、生い茂るぶどうの葉が日射しを遮り、ぶどう畑は想像以上に涼しかった。たった一日ではあるけれど、天野さんと知人と、静かなぶどう畑で心地よい風に吹かれながら黙々とした作業。畑から見上げた隙間に除く青い空、土の匂い、間近で見るぶどうの果実、その葉や樹のフォルム。今年の夏の、ぶどう畑での良き思い出。
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Wataru Tanaka

9月の頭に一週間ほどポートランドに行ってきました。これで4回目のポートランド。せっかく行かせてもらったので、NORAH WEBでちょこちょこレポートが書けたらと思います!

今回、初日に起きて最初に行ったのが、Sweedeedeeというお店。

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色々と美味しいのですが、地元の新鮮な野菜でつくったサラダがいい感じでした。これで8~10$くらい。ボリューミーなのでお腹は一杯になります。

お腹が一杯になったら、コーヒーを飲みに近くのAlbina Pressというお店へ。

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さっきのSweedeeもそうですが、入り口の扉と植物がいい感じに気持ちよくて、可愛かった。これはなんていう植物なんでしょう?週末のファーマーズマーケットで、植物マニアの農家さん・植物自由区 片山さんに訊いてみようと思います。

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ちなみにこれはRebuilding Centerというところ。流石、ポートランドは扉の数も半端じゃない!(DIYをする人やプロのために建て壊した家の廃材などが安く売られています)

ちょっと話がそれましたが、さっきの扉しかり、インテリアとしてのグリーンがいい感じのお店がとても多かったです。暮らしの中に緑があるのが当たり前だから、なんでしょうか。この距離感。単純に空間が広く使えるというのもあるのかもしれません。

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この二枚、上はブリュワリー、そして下はワイナリーの写真です。どちらも街中(この横や奥)でビールやワインをつくっていて、飲んだり食事を楽しむことができます。

ブリュワリーとワイナリーもとても面白かったので、追ってレポートできたら。

Yusuke Tanaka

Umeaでみた小屋(koja)の話。

Västerbottens museumというミュージアムが、Umeaにはあります。そこには敷地内、昔のUmeaの人々の生活の一端を再現するため、いろいろな建物が移築されています。例えば写真のサーミ族の小屋。壁面緑化ならぬ、全体緑化で土地にとけ込んでいます。中には小さな暖炉があったりと、狭いけどもすてきな小屋でした。

また、背の高い小屋は日本の縄文時代同様、高床式倉庫です。虫や動物から食料を守り、保存していました。

これ以外にもVästerbottens museumには、様々な小屋や建物があります。それらを見ながら当時に生活を自分なりに想像してみるのは面白いかもしれません。

Umeaに来られる際は、モスガーデンだけでなくこちらまで足を伸ばしてみては?


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4月から借りた畑には色々種を蒔いたが、夏の暖かさで活発に育った名も知らない草達はあっと言う間に畑一面を 埋め尽くした。Farmer’s Marketに出ている矢口農園さんに草刈りを助けてもらい、今度こそはと、冬に向けて仕切り直し。image

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苔庭づくりで赴いたスウェーデンで手に入れたシードボムと農家さんから頂いた種を詰めた泥団子を畑に落とし、明日に備える。
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春に蒔いた唯一の生き残りのお米は綺麗に色づき、そろそろ収穫を迎える。このお米でまた来年もお米を育てよう。
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最近訪れた、とある職人さんの工房に飾られていたもの。Season3でも紹介した日本民藝館の開設者にして、民藝運動の創始者である柳宗悦の『工人銘』の一つです。

他には以下のようなものがあります。

一、作をして美しきものたらしむべき
一、用ゐられん為に作るべし
一、作る心は奉仕たるべし
一、倦む事なく作るべし
一、作るとは活きる意なり
一、名を成さんとて作る可からず
一、感謝を以て作るべし
一、無に帰らむと求めよ
一、作には静寂あるべし
一、一つの作は一つの公案と思ふべし
一、作は懺悔なり
一、技巧に死すべからず
一、又知識に亡ぶべからず
一、作は健全を旨とせよ
一、手を尊ぶべし
一、価の廉なるを心掛くべし
一、自からも用ゐたき器を作るべし
一、多種の作を欲するは自然ならず
一、未熟を恐る可からず
一、作には慎みあるべき也
一、素直なる作は愛を享くべし
一、下手のものを作るは常によし
一、無心は美の基礎なり
一、資材を吟味せよ
一、資材の性質に従順たるべし
一、批評を恐るべからず、されど自然には常に批評を求むべし
一、自然を熟視せよ
一、器を作るは自らを作る也
一、心浄まらずんば器浄まらず
一、作をして人類の伴侶たらしむべし
一、古作品を敬すべし、されどそこに死す可からず
一、よき師を有つは常によろし
一、よき友を有つべし
一、生活を質素にせよ

民藝のみならず、農業やデザインなどにも通ずることがあるように感じました。

秋がきた、そう感じさせてくれるのは、毎年この時期にファーマーズマーケットにやってくる農家さんや食材などをみても感じられる。

そんななか、マーケットを秋色に彩るものをさがしてみた。

大山栗園 (栃木県益子町) イガ栗/ 利平

LeVain (東京都富ヶ谷) 長野県産紅玉のアップルパイ

エチオピアンローズプロジェクト 北海道産紅葉した木いちごの葉

マーケット全体が、だんだんとやわらかい朱色にそまっていく。

三浦半島の先端、城ヶ島にある三崎港。

”生”が飛び交うその場所は、異様な活気で溢れていた。

普段私たちが口にしているもののルーツを辿ることは、命をいただくありがたみを実感できる大切な行為のひとつ。

マグロ一つをとっても、どこで誰の手によって捕られ、はるばる自分の元へやってきたのか。それは野菜でも何でも、同じことが言えるだろう。

ファーマーズマーケットとはまたひと味違う、Morning Societyがそこにはあった。image

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こんにちは。

皆さん、お元気ですか?
どうして秋ってこんなに素敵な薫りがするのでしょうね。

次号NORAH season5のテーマは「水」。

私たちの日常に、さまざま姿を変えて登場する水。
水なくして人間は、地球は、いや宇宙だって成り立たないのではないか。そもそも水ってなんだろう。

これがどう一冊になるのか。
もう少しだけ、お待ちください。